脳梗塞における冷えの原因と改善策 城陽市・宇治市のリハビリ
2022年11月8日
こんにちは。
脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の塩見です。
脳梗塞・脳出血の後遺症で多い悩みの一つ 『手足の冷え』
最近、肌寒い季節となり、当施設に通ってくださっている利用者さまからも手足が冷えて困っているとの声をたくさん聞きます。
そこで、今回は『冷え』で困っている方に向けて、原因と予防方法を説明します。
①冷えの原因
脳出血・脳梗塞を発症した方の多くは麻痺側の『冷え』でお困りの方が多いかと思います。
大きな原因の一つが
末梢の血流障害と自律神経機能の調整不良です。
脳血管疾患の方は特に血流や循環機能の低下、自律神経の調整不良が生じやすいため、抹消がかなり冷える傾向にあります。
☆抹消の血流障害の原因
血管壁の硬化などにより血液循環や基礎代謝の低下による熱産生の減少,筋肉量の減少による体温調節機能の低下などが要因です。
☆自律神経の調整不良の原因
脳血管疾患の後遺症をお持ちの方は交感神経が優位となり、筋肉が緊張しやすくなります。
それにより、末梢の血管が収縮し,循環が悪くなり、抹消の冷えに繋がります。
②冷える方の特徴
・血圧が高め
・心拍数が高め
・食事制限によるダイエットをしている
・BMI・体脂肪率・基礎代謝量が低下している
・スト レスが溜まっている
など
これらの症状は、交感神経活動が高まり末梢の血管を収縮させ,末梢の 血流障害を起こします
ヒトが核心温を維 持するためには,からだの熱産生の割合が熱喪失の割合と同じでなければならなりません。しかし,熱産生の割合が小さくなり,熱喪失の割合が大きくなると,交感神経を刺激し,皮膚血管の収縮を引き起こします。これにより、末梢の血流量が低下し,熱放散を抑え、体が冷えてきます
③冷えの改善策
①脳血管疾患で麻痺などの後遺症がある方は、交感神経が優位になりやすく筋肉の緊張が高まりやすいので、できるだけ深呼吸をするなどしリラックスする時間を作り副交感神経を働かせることが大切です。
②また、筋肉の収縮が起こらなければ、血流循環が悪くなり、抹消が冷えてしますので、出来る範囲でストレッチや筋力トレーニングをして、筋肉を動かすことが大切です。
③また、食事内容を見直し、体の芯から温まる食材を選ぶことも大切です。
まとめ
☆冷えの原因は、
交感神経が優位になり、血管を収縮させ、循環が悪くなることが主な原因
☆改善策
リラックスする
筋肉を働かせる軽い運動を行う
体が温まる食材を摂取する
☆脳梗塞リハビリのぞみ・京都でできること
鍼灸でリラックス(副交感神経を優位に)
お灸で身体を温める
鍼灸師による東洋医学的な考えで豆知識をお伝えします
脳梗塞・脳出血後遺症により冷えでお困りの方はいつでも相談承ります。
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