慢性腎臓病と脳卒中の関係
2022年01月18日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の飯尾です。
この時期は脳卒中だけでなく、路面凍結による転倒で骨折される方がたくさんいらっしゃいますのでお気を付けください!
皆さん、腎臓の機能が低下すると脳卒中リスクを向上させてしまうのはご存じですか?
慢性腎臓病や腎不全など耳にしたことはあるかと思いますが、腎機能障害がどのようなメカニズムで脳卒中に繋がるかをシェアしてきたいと思います。
~今回の内容~
①腎臓由来の脳卒中のメカニズム
②慢性腎臓病に対しての予防策
腎臓由来の脳卒中のメカニズム
高血圧が脳卒中を引き起こす要因であることは有名です。
慢性腎臓病から腎機能の低下により高血圧を引き起こし、高血圧状態が続くことで動脈硬化が促進され脳卒中に繋がることがあります。
では、なぜ腎臓の機能が低下することで高血圧が起きるのでしょうか。
腎臓には骨髄から赤血球を作るため、エリスロポエチンというホルモンが分泌されます。
腎臓の機能が低下するとエリスロポエチンの分泌が減少し、酸素と結合する赤血球の数も減ります。
そうなることで全身への酸素共有が不足し、貧血が生じます。
そこで心臓が酸素不足のカバーとして血液を身体全体に送ろうとするために血圧が上昇する結果、高血圧となります。
高血圧状態が続くことで動脈硬化が促進されるため、動脈自体がもろくなることで脳出血などが起きてしまいます。
また、動脈硬化によって動脈内が狭まることで血栓などが詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクを高めてしまします。
また、エリスロポエチンの減少により赤血球自体の健康状態も悪くします。
赤血球には変形能力があるため、赤血球自体よりも小さい毛細血管などにも変形して通過し、酸素を送り届けます。
しかし、赤血球の健康状態が悪くなると変形能力が低下し毛細血管に入り込むことが出来なくなします。
腎臓は毛細血管の塊です。赤血球の劣化により酸素共有が途絶えることで更に腎機能が低下するなど負のスパイラルに陥ります。
慢性腎臓病に対しての予防策
腎臓に負担をかけないことが一番とされています。
特に慢性腎臓病への危険因子とされているのがメタボリックシンドロームです。
メタボリックシンドロームの症状である「糖尿病」、「高血圧症」は腎臓機能を低下させる要因です。
糖尿病になると腎臓の尿を作る機能が低下し、体内に余分な老廃物や水分が溜まることで腎臓に負担をかけてしまいます。
高血圧症では高血圧により腎臓内の毛細血管の塊である糸球体が劣化し、ろ過機能が低下することも要因の一つです。
これらの対策としては、食事に気を遣うことや太りすぎないように運動を行うことです。
食事はたんぱく質や塩分の制限が重要となってきます。
また、こまめな血圧管理も大切です。
血圧が高い状態が続くようでしたら慢性腎臓病の疑いも出るため診察に行ってみてください。
のぞみでは栄養指導や運動動画の配信なども行っています。
↓YouTubeチャンネル!!
のぞみチャンネル(のぞみグループの総合チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCT1PbCMyuQp-PsRFlGzNgSA
脳梗塞リハビリのぞみ・京都
https://www.youtube.com/channel/UCti3anEc2FUo1bk5AueOYjA
ぜひ一度チェックしてみてください!
脳梗塞専門の体験リハビリ120分を無料で受けていただけます!
ご予約・ご相談は随時受付しております。
お問い合わせやご質問は↓こちらからもお待ちしております^^
電話番号:0774-39-8640
LINEからも承ります。QRコードで読み取る、もしくはLINEのロゴをタップ!
各種SNSでも最新情報を発信しております!
https://www.facebook.com/nouriha.n.kyoto
https://www.instagram.com/rihabiri_nozomi/