指が動くようになった!〜脳科学に基づくリハビリとは!?〜
2021年07月30日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の飯尾です。
今回は、当施設のコンセプトである
「脳科学に基づくリハビリ」
を利用者さまの改善例と併せて、紹介させていただきます。
脳卒中後のリハビリにおいて、私たち理学療法士は脳の働きをイメージしながらアプローチを行います。
少し難しい内容にはなりますが、『これからリハビリを頑張ろう!』と思ってくださっている方々にも知っていただくことで、セラピストとの意思疎通が図れ、より効果が発揮されやすくなります。
少しでも良いので頭の片隅に置いていただけると嬉しく思います(^ ^)
内容
①運動イメージにより腕の動きが良くなった!
②視覚情報によるイメージがリハビリに効果的な理由
③リハビリ中の脳の働き
①運動イメージにより腕の動きが良くなった!
動画の利用者さまは腕の動きを良くしたいとの希望で継続してくださっています。
リハビリ開始2週間、4回目のリハビリで、前方に伸ばせなかった腕が伸びるようになり、曲がっていた指が意図的に伸ばせるようになりました。
なぜこの短期間で難しい動きが習得できたのか・・・。
それは『脳で運動をイメージする能力が優れている。』
このことが動きの改善に繋がった要因です。
セラピストから「肘が伸びるイメージ、筋肉が伸びるイメージをしてください」と問いかけると、ご自身で動きのイメージを行い「動かし方が分かりました!」と、出来なかった動きが脳で理解してからは何度行っても同じ動きが再現できるようになられました。
目で見ながらの運動ですが、繰り返し行うと、目で見なくても動かせる頻度が増えています。
このように運動は、やろうやろうと力一杯頑張りすぎるのではなく、頭を整理しながら次の運動をイメージすることが成果を上げるために大切な要因となります。
今、リハビリに励まれている皆さんも、がむしゃらに動かすのではなく、リラックスしながらご自身の体と対話をし、脳のしくみを考えて運動をしてみてください。
②視覚情報によるイメージがリハビリに効果的な理由
では、次に運動の改善に導くための視覚情報の大切さをお伝えします。
よくリハビリで鏡を使う場面を見たことがあると思います。
例えば、
座る練習や立つ練習の時に体が傾いてしまう患者様に鏡を見てもらいながら運動を行うことがあります。
それにより、
患者様ご自身で体の傾きを直すことが可能になります。
このように、
目で自分の動きを見て、脳で認識し、姿勢を修正したり運動をする際に、脳は活発に働いています。
これを繰り返すことで、徐々に脳が活性化していき、鏡や目で動きを確認しなくても自然に動きが良くなり運動能力が向上していきます。
つまり、
リハビリをする上で大切なことは、自分の姿勢や動きを自分で認識できるようになることです!
③リハビリ中の脳の働き
視覚情報により運動をしている時の脳の働き
①目で見た情報が脳の頭頂部に送られる(頭頂連合野)
↓
②運動の企画をする脳の前頭部に送られる(運動前野)
↓
③筋肉の動かし方をコントロールする小脳に送られる
↓
④運動の指令が出て、身体が動く
運動中はこのように脳が働いています。
視覚情報がなくても運動ができるようになるためには、②の運動を企画する働きが活発になる必要があります。
つまり、運動をイメージすることや自分で運動の計画が立てられる必要があります。
これは運動を繰り返して行うことで徐々に身についていきますので、継続がとても大切になります。
のぞみのリハビリにより、この運動イメージの大切さを体感してみませんか?
運動は力任せにするものではなく、脳との関係性がとても強いことは分かっていますので、脳を働かせながらのリハビリ、何よりも自分の体と対話をしながらのリハビリが大切です。
のぞみでは、段階を追って適切な運動をお伝えしますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください。
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