脳梗塞 片麻痺でもできる膝立ち練習【コツ】

2023年08月1日

脳梗塞リハビリ、のぞみ京都の理学療法士の塩見です。

今回は、膝立ちの動画について解説します!

動画はこちら↓

脳梗塞などの脳血管障害による後遺症のリハビリで、膝立ちをこれまでにも練習した方多くいらっしゃるかと思います。

膝立ちは足・腰の支持性を高めるためやバランスを強化させるためにとても大切な運動です。

・どんな目的

・どんな効果があるの

と疑問に思っている方へ、歩行に繋がる大切な運動ですのポイントを解説していきます。

 

本日の内容

①歩行との関係性

②膝立ちのトレーニング方法

 

①歩行との関係性

まず、膝立ちと歩行との関係性について。

歩行中に

・麻痺側で支える時にお尻が伸びずにへっぴり腰になる お尻がブレる

・麻痺側を振り出す時に麻痺側の骨盤が引きあがったり、分回しになる

・麻痺側を振り出す時に、非麻痺側が傾く

などの状態が思い浮かぶ方は、膝立ちの姿勢でお尻周りやお腹で身体を支える感覚を練習するとこのような歩き方が修正されていく可能性があります。

上記の様な歩き方になる原因の一つにお尻やお腹の筋肉の支持性低下や非麻痺側を真っすぐ保つ能力の低下、麻痺側の股関節の分離運動の低下が考えられます。

これらを解決できるのが膝立ちの姿勢での体重移動やステップ運動、バランス運動です。

 

膝立ちが有効な理由として、

・立位姿勢よりもお尻やお腹の筋肉が働く

・お尻や股関節の感覚が入力されやすい

・バランスを保ちながら姿勢を真っすぐに正す練習になる

・足を振り出す練習や骨盤を動かす練習にて股関節の分離を促せる

といった効果があります。

 

麻痺の程度や支持性の違い、目的によって課題や難易度を変えながらの練習もできます。

次は練習方法を解説していきます。

 

膝立ちのトレーニング方法

①姿勢をまっすぐに保ちたい(初級)

②麻痺側の支持性を高めたい(中級)

③ぶん回しを軽減させたい(上級)

④足首の動きを促したい(上級)

 

①姿勢をまっすぐに保ちたい(初級)

短下肢装具で杖歩行が自立されている程の歩行能力の方はできる運動です。

まずは両ひざをついて、股関節をしっかりと伸ばしてお尻を引き締めて保持する

お尻がへっぴり腰にならないように注意しながら左右に体重移動をする

この時にお尻が側方にブレないよう膝から肩が真っすぐの位置で保てるよう心掛ける

 

②麻痺側の支持性を高めたい(中級)

短下肢装具で杖が無くても歩ける程の歩行能力の方はできる運動です

両ひざ立ちの姿勢から非麻痺側の足を前に一歩出し、片膝立ちで姿勢を保持する

前後に体重移動し、股関節伸展を促す

麻痺側の股関節を真っすぐにし、骨盤や股関節を真っすぐに保つことがポイントです。

お尻の強化やバランス練習になります。

 

③ぶん回しを軽減させたい

短下肢装具で杖が無くても、または装具無しで歩ける程の歩行能力の方はできる運動です。

両ひざ立ちから非麻痺側を指示にして、麻痺側を前に出す運動です

この時、非麻痺側が傾かずに真っすぐに保ちながら、非麻痺側の足を出せるように練習してください。

非麻痺側の支え方もかなり重要な要素となります。

麻痺側の足を一歩大きく出すのが難しければ、膝を少し前にステップするだけでも練習になります。

体重移動を丁寧にすること、麻痺側の骨盤を引き上げないことがポイントです。

 

④足首の動きを促したい

足首が動き、装具無しでも安全に歩ける程の歩行能力の方はできる運動です。

③の運動と同じポジションの運動ですが+麻痺側をステップした時につま先を上げながら一歩前に足を出します。

より難易度の高い分離運動の練習になります。

 

このように膝立ち練習は目的によって方法も様々です。

もう少し詳しく聞きたいという方はぜひご連絡してください。

 

 

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歴8年 回復期リハビリ病院勤務し、その後はPTとしての海外活動、帰国後は介護施設での勤務など経験豊富な笑顔いっぱいセラピストです。

海外ボランティアでパラスポーツ選手のリハビリやトレーニングを担当していました

写真はラオスにて

 

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歴7年 資格取得後は大学での東洋医学の研究に打ち込み、卒業後は同グループののぞみ鍼灸整骨院に勤務。現在は、のぞみ整骨院大久保院に勤務しながらリハビリでも鍼灸の施術にあたっています。

鍼灸の本場 中国北京での研修経験あり

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