筋肉のこわばりを治すボトックス注射とは…
2021年12月28日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の飯尾です。
脳卒中が原因で筋肉がこわばってしまい、上手く手足を動かすことができない…
ストレッチやマッサージで筋肉を緩めるもすぐにもどってしまう…
そのような方に医師が勧めているボトックス注射というものがあります。
ボトックス注射を打つことで筋肉は弛緩し、上手く手足を動かしたり歩くことができるようになります。
今回は、ボトックス注射のことについて説明していきます。
~今回の内容~
①ボトックス注射とは
②ボトックス注射後のリハビリ
ボトックス注射とは
ボトックスとは、ボツリヌス菌を原料として造られたボツリヌス毒素製剤のことを指します。
ボトックスには、神経伝達物質のアセチルコリンの分泌を抑える作用があり、その作用を治療に用いています。
アセチルコリンは筋肉の神経伝達に関わる成分であるため、ボトックス注射でアセチルコリンの分泌が抑えられると、筋肉が弛緩します。
筋肉が弛緩することで、こわばりが軽減し手足が楽に動くようになります。
こわばっている対象筋に注射を打ち、効果は3日以降に出ると言われています。
また、注射の効果の持続期間は3ヶ月でそれ以降は戻ってしまいます。
そのため、注射から3ヶ月以内を集中的にリハビリを行うことが重要となります。
ボトックス後のリハビリ
では、ボトックス後のリハビリはどんなことをしているのでしょうか。
まず、一番大事とされていることは筋肉のストレッチです。
こわばりがある状態では筋肉を伸ばそうとすると痛みが出てしまい、余計にこわばってしまいます。
ボトックス注射後は筋肉が弛緩しているため、その状態であれば痛むことなく筋肉を伸ばすことができます。
筋肉のこわばりに対しては持続的なストレッチが有効と言われています。
ストレッチを毎日行うことで、ボトックスの効果が切れた後でもこわばりが軽減します。
そのため、リハビリ以外でもストレッチを行うことがより効果的となります。
筋肉が弛緩した後の状態で歩行練習も行います。
筋肉がこわばっていた状態から上手く歩くことができなかったため、正しい歩き方を練習します。
こわばりがあったため、足に装具をつけていた方も装具なしでの歩く練習などもします。
後は、手や肩、足の正しい動かし方などの練習なども行っています。
ボトックス注射は入院中に打つことができないため、退院後に外来診療にて打ちます。
そのため、リハビリは通院か訪問リハビリで行うことになります。
一回だけでなく、年間で2,3回打たれる方もいらっしゃいます。
では、筋肉のこわばりは注射以外で治す方法はないのでしょうか。
鍼灸による鍼治療でもこわばりを緩和することができます。
こわばりで手足が動かしにくい方、鍼治療を試してみませんか?
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