脳卒中による感覚障害 宇治・城陽市
2022年04月1日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の飯尾です。
みなさん、感覚と言ったらなにを思い浮かべますか?
触覚、痛覚、温度覚などなど感覚の種類はたくさん存在します。
健常の方であれば、すべての感覚に障害はなく感じることができます。
しかし、脳卒中によって脳が損傷された場合、あらゆる感覚が障害されてしまいます。
それは、脳の損傷部位によって障害される感覚が異なります。
今回は、感覚の種類と感覚障害に対してのリハビリをご紹介していきたいと思います。
~今回の内容~
①感覚の種類
②感覚障害に対してのリハビリ
感覚の種類
感覚にはたくさんの種類があります。
まず、大きく3つに分けると…
①体性感覚 ②内臓感覚 ③特殊感覚
が、あります。
体性感覚は表在感覚と深部感覚に分けられます。
表在感覚には、痛覚・温度覚・触覚があり、皮膚で感じやすい感覚を指します。
脳卒中で表在感覚が障害されると、立っている足の感覚や物に触れている感覚などがわかりにくくなります。
深部感覚とは、体の各部分の位置・運動の状態、体に加わる抵抗、重量を感知する感覚を指します。
脳卒中で深部感覚が障害されると、体がどのように動いているかを把握することができなくなります。
次に、内臓感覚とはお腹の空腹感やのどの渇き、便意、尿意、吐き気、胃の痛みなど内臓から得られる感覚を指します。
脳卒中により内臓感覚が障害されると、のどの渇きに気づきにくく脱水になることや、便意や尿意が分からず漏らしてしまい、介助者の負担が増えてしまうことが起きてしまいます。
3つ目に特殊感覚とは、視覚・聴覚・平衡覚・嗅覚・味覚を指します。
動作に影響がでやすいとしたら平衡覚の損傷によりバランス機能が低下することが挙げられます。
感覚にもたくさんの種類があります。
体の外から内までに感じる感覚は数多くあり、感覚が障害されることで日常生活や動作に悪影響を及ぼします。
感覚障害に対してのリハビリ
表在感覚がわかりにくい方であれば、より刺激物のあるものに触れて感覚を研ぎ澄ましたり、感じることができる感覚で代償するなどの必要があります。
足裏の感覚が分からなければ、とげとげのような突起物を押し当てることで感覚がわかりやすくなることがあります。
また、触覚がわかりにくいが温度覚はわかる方などは、温かいものや冷たいものを使用し、感覚を入力をすることもあります。
残存している感覚・感度を見極め、使用していくということが重要であると考えます。
深部感覚障害のため、体がどう動いているかわかりにくい方であれば、鏡などを使用することで視覚的に体がどう動いているかを認識し、視覚情報を脳に入力していくことが重要になります。
手や足の動きを逐一鏡をみて確認し、どれくらいの力でどれだけ動くのかを認識・学習することで、少しづつ動きがわかるようになってきます。
これらのように、リハビリでは障害された感覚は他の感覚や環境で代償することが多いです。
感覚が障害されたからといって、感覚が戻らなくなるということではありません。
リハビリで感覚が徐々に回復される方もいます。
また、鍼灸によって回復されることもあります。
当施設では充実したリハビリ器具・環境に加え、鍼灸によるアプローチも行えます。
感覚障害で悩まれている方、一度お話だけでも聞かせて下さい!
脳梗塞専門の体験リハビリ120分を無料で受けていただけます!
ご予約・ご相談は随時受付しております。
お問い合わせやご質問は↓こちらからもお待ちしております^^
電話番号:0774-39-8640
LINEからも承ります。QRコードで読み取る、もしくはLINEのロゴをタップ!
各種SNSでも最新情報を発信しております!
https://www.facebook.com/nouriha.n.kyoto
https://www.instagram.com/rihabiri_nozomi/