脳梗塞とは何か?そもそも論のお話
2023年08月30日
脳梗塞リハビリのぞみ京都の理学療法士の塩見です。
本日は脳梗塞の発症機序を解説します。
よく言われているのは生活習慣により血管の状態が悪くなり、血管が詰まり発症するといわれています。
中には食生活習慣・運動習慣ともに適切であるにもかかわらず発症する方もいらっしゃいます。
例えば、生まれつき血管が細い人や動脈瘤がある人、血栓ができやすい体質の人などは生活習慣病とは関係なく若年層でも発症する可能性がります。
割合としては、やはり生活習慣が影響して発症する方が多くなりますので
日頃の生活の見直しや定期健診が予防するためにとても重要です。
脳梗塞は、脳血管の閉塞によって起こる病状の一つです。主に、脳動脈が血栓や塞栓物質によって閉塞されることにより、脳組織に酸素や栄養が供給されなくなるために起こります。
脳梗塞の症状は、閉塞した血管の位置や範囲によって異なる場合がありますが、一般的な症状には以下のようなものがあります
1.急激な頭痛
2.突然のめまいやふらつき
3.肢体のしびれや弱さ(片麻痺)
4.言語障害や理解力の低下
5.急激な視力の変化や片目の視野の欠け
6.急速な意識の喪失や昏睡状態
これらの症状が現れた場合は、すぐに救急医療を受ける必要があります。脳梗塞は脳組織への酸素供給が途絶えることによって、重篤な後遺症や死亡につながる可能性があるため、早期の治療が重要です。
脳梗塞の治療方法には、血栓溶解療法や血管内治療(カテーテルによる血管内治療)があります。血栓溶解療法では、血栓溶解剤を投与して血栓を溶かし、血流を回復させることを目指します。血管内治療では、血管を通じて脳動脈内にカテーテルを挿入し、血栓を取り除くなどの処置を行います。
脳梗塞の予防のためには、生活習慣の改善が重要です。健康的な食事や適度な運動、禁煙などの対策が推奨されます。高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある場合は、それらの管理も重要です。