脳梗塞・脳出血 腕の筋緊張を和らげ改善を実感できる秘訣 宇治市・城陽市のリハビリ

2023年03月22日

脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の塩見です。

 

麻痺により、筋肉が固くなり

『腕の緊張が落ちない』

『寝てると肘が伸びるけど、起きたり、立ったり、歩いたりすると緊張が高まる』

とお困りの方へ

腕の緊張が高まる原因と緊張を和らげ、改善を実感できるコツをご紹介します。

 

本日の内容

①片麻痺 腕の筋緊張が高まる原因

②片麻痺 腕の筋緊張を和らげる方法

 

①片麻痺 筋緊張が高まる原因

病院退院後 発症3か月から半年後から徐々に麻痺側の筋肉が固くなってきたと感じる方は多いかと思います。麻痺の過程で、この時期になると筋緊張が高くなる傾向があります。

主な原因が

一つ目、

動かないことによる筋緊張亢進

これはベットで寝ている時間が長い方など運動量が少なくなった人に起こることが多いです。動かないことで、関節や筋肉が固まり、可動域制限に繋がります。

 

二つ目、

パターン化された動き方による筋緊張亢進

退院後、自宅で生活していく中で、自分の得意な動かし方が癖づいてしまった方に起こりやすいです。

ここからは、二つ目の原因について詳しく説明していきます。

 

連合反応と共同運動のパターン化

連合反応:

非麻痺側や背中の筋肉を過剰に使った時に意図せずに生じる麻痺側の筋収縮のことをいいます。

例えば、ベッドから起き上がる時に非麻痺側の腕の力を過剰に使って体を起こした際に麻痺側の肘が曲がる現象 を連合反応といいます。

共同運動:

麻痺側を動かした時に一つの関節だけが動くのでなく、近くの関節も一緒に動き、過剰に筋収縮が起こることをいいます。

例えば、肘を曲げようとした時に指も一緒に曲がる、肩が開くなどの現象 を共同反応といいます。

 

この連合反応と共同運動が繰り返され癖になりパターン化されることで筋緊張が亢進していきます。

これは動けるようになればなるほど、過剰に筋肉が働き、連合反応と共同運動が生じやすくなります。さらに、パターン化されると寝ている状態でも筋緊張が高まってしまいます。

つまり、回復・改善するためにリハビリで動かすことは大切ですが間違った動かし方をすると、筋緊張が高まり逆効果になる可能性があるということです。

これを防ぐためには、基本に忠実になり、丁寧なリハビリをすることが最も重要です。

力任せのリハビリや自己流のリハビリではなく、リハビリ専門職の理学療法士や作業療法士にアドバイスをもらうのが最適です。

 

②腕の筋緊張を和らげる方法

連合反応と共同運動を生じさせない生活を送ることで、筋緊張は和らぎます。

日常生活で連合反応と共同運動が生じやすい場面を、場面ごとに説明していきます。

 

基本動作編

1)寝返り 非麻痺側へ寝返る際に緊張が入りやすい

緊張が高まる原因①

・麻痺側の肩が後ろに残り、背中が反っている

解決策

麻痺側の肩を前に持っていくことを忘れない、おへそをのぞき込んで寝返る

 

緊張が高まる原因②

・上半身と下半身が連動していない(上半身は横向きだが下半身が上向きのまま、上半身は上向きだが下半身だけが横に向いている)

解決策

麻痺側の膝が伸びたまま寝返るのではなく、両膝を曲げてから寝返るようにしましょう

健康コラム - 寝返り、姿勢を意識して安眠&腰痛改善!|谷町九丁目リラクゼーションサロン BALI(バリ)

 

 

2)起き上がり ベッドから起き上がり、座る姿勢になる際に緊張が入りやすい

緊張が高まる原因①

・寝返りをせずに起き上がる

 

解決策

体が上を向いたまま起き上がると、背中が反りすぎ、肩が後ろに引けた状態となります。このまま起き上がると肘が曲がり、足も伸びきってしまいます。

しっかりと寝返りをし、横向きの姿勢になってから起き上がることが大切です

 

緊張が高まる原因②

・非麻痺側の腕で柵を引っ張って起き上がる

解決策

非麻痺側を過剰に使うことで、全身の筋緊張が高まり、体が棒のようになってしまいます

柵を持つ場合は腕だけの力で引っ張るのではなく、おへそをのぞき込みお腹の筋肉を使って起き上がってください。

 

起き上がりのポイント

寝返りをしっかりとして、両足を下した後に、おへそをのぞき込み腹筋を使って起き上がることで筋緊張が高まらずに起き上がれます

 

3)立ち上がり

緊張が高まる原因

・足に体重を乗せ切らずに反動で立ち上がる

・左右均等に体重が乗っていない

・麻痺側の足が外に開いている

 

解決策

・座位姿勢で左右均等にお尻(坐骨)に体重が乗っていることを確認する

・お尻を浮かせる時に、両足の太ももに体重が移動し、その後、両足の足裏に均等に体重が乗っていることを確認する(足裏の外側ではなく、真ん中に体重を乗せる)

・足で踏ん張っている感覚を感じてゆっくりと膝を伸ばし立ち上がる

姿勢の良い・姿勢の悪い椅子に座る男の子のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

 

歩行

1)歩き始め一歩目

緊張が高まる原因

・麻痺側から振り出す

・麻痺側に体重をかけすぎて、お尻の軸がブレる

解決策

・一歩目は非麻痺側から振り出す

・体重移動は麻痺側の外側に乗せすぎず、真ん中に乗せる

 

2)体重が一番乗る時

緊張が高まる原因

・体重が足の外側にかかりすぎて、お尻や体幹がブレる

・上半身が麻痺側に傾く

解決策

・体重は左右ではなく、前方に移動させる

・ベターと優しく体重移動をする

 

3)振出し

緊張が高まる原因

・非麻痺側に体重を乗せすぎ、体が非麻痺側に大きく傾く

・骨盤を引き上げて、足を振り出す

解決策

・非麻痺側を真っすぐにして姿勢を正し、麻痺側を楽に振り出す

・麻痺側に力を入れすぎない ふわーっと膝・股関節を軽く曲げて振り出す

 

 

人柄

1)一生懸命すぎる人

・『頑張ろう!!』と気合が入りすぎる人や考えすぎる人は筋緊張が亢進しやすい傾向があります。

・自分のやり方が正しいと思い、プライドが高く、自己流になりやすい人

このような人は交感神経(興奮する神経)が優位になりやすく、筋肉の緊張も高まってしまいます。

深呼吸をして落ち着いて、リラックスできる方が緊張は和らぎます。

力任せで、同じ動きを反復練習してしまうと筋肉がどんどん固くなる可能性があります。

リラックスして副交感神経を優位にした状態でリハビリに取り組むことがポイントです。

 

環境

自宅内の環境

ベッド回りや床は体位変換や歩行がしやすいように物を置きすぎないことも大切です。

物が多いと、大きな動きができず、無意識のうちに体が縮こまってしまいます。

家の広さにもよりますができる範囲で広いスペースを確保できるといいですね。

 

このように、筋緊張の亢進は日常生活の過ごし方が大きく関係しています。

一度、自宅での動作方法を見直し、できることから修正していきましょう。

生活動作でのリハビリ指導も行なっています。のぞみの体験リハビリでぜひ改善を実感してみましょう!

どのような指導か知りたい方は、こちらの動画もぜひご覧ください。

実際の利用者様にリハビリ指導する様子です。

 

 

この利用者さまが受けたリハビリプラン・料金について

リハビリの基本プランとトレーニングプランがあります。プランの違いや料金についてご紹介します。

当施設では、実費にて鍼灸とリハビリのサービスを提供させて頂いてます。一人ひとり、丁寧に施術させていただきますので、宜しくお願い致します。

リハビリについてのお悩みについても対応しますので、まずは当施設までご相談してください。

お問い合わせやご質問は↓こちらからお待ちしております^^

 

リハビリは理学療法士 塩見が担当します!

歴8年 回復期リハビリ病院勤務し、その後はPTとしての海外活動、帰国後は介護施設での勤務など経験豊富な笑顔いっぱいセラピストです。

海外ボランティアでパラスポーツ選手のリハビリやトレーニングを担当していました

写真はラオスにて

 

鍼灸師 片岡が担当します!

歴7年 資格取得後は大学での東洋医学の研究に打ち込み、卒業後は同グループののぞみ鍼灸整骨院に勤務。現在は、のぞみ整骨院大久保院に勤務しながらリハビリでも鍼灸の施術にあたっています。

鍼灸の本場 中国北京での研修経験あり

万里の長城にて

 

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住所:京都府宇治市大久保町旦椋9-19

(旦椋=「あさくら」と読みます)

駐車場:7台

受付時間:月〜土 9時〜18時

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