脳梗塞になると起こる「むくみ」の原因は? 京都で人気No.1 宇治市・城陽市地域リハビリ施設のブログ
2023年04月12日
脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の塩見です。
今回は『むくみ』の原因・改善策をご説明します。
脳梗塞・脳出血になると麻痺してる側の半身がむくんで困るという方、とても多いかと思います。
むくみは、運動や鍼灸によって改善されます。体を動かさないでいると筋肉の活動が起こらずむくみが解消されません。
本日の内容
①脳梗塞・脳出血によるむくみの原因
➁脳梗塞・脳出血によるむくみの改善方法
③鍼灸によるむくみの改善方法
①脳梗塞・脳出血によるむくみの原因
1つ目は、
脳が損傷することで、脳内の血流が悪くなり、局所的な血流障害が生じます。この血流障害により、血液が滞留し、周囲の細胞や組織の浮腫が生じることがあります。脳梗塞が起こった場所によって、むくみが生じる箇所も異なりますが、脳梗塞の場合、半身にむくみが生じることが多いです。
2つ目は、
脳梗塞・脳出血によって生じた運動機能の障害によるものです。脳がダメージを受けると、身体の運動機能が低下し、筋肉の活動が低下します。筋肉の伸び縮みが上手くされないことで、筋肉が固くなります。特にふくらはぎは血液を心臓に送るポンプ作用をしていますが、筋活動が低下するとポンプが働かなくなり、血液やリンパ液が正常に循環せず、むくみが生じます。
②脳梗塞・脳出血によるむくみの改善方法
1つ目、
●運動療法:運動機能の障害が原因でむくみが生じる場合は、理学療法士の指導の下、ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を行うことで、筋肉の強化や血流の改善を促すことができます。
2つ目、
●食事療法:塩分の摂取量を減らしたり、利尿作用のある食材を摂取することで、むくみの改善を促すことができます。ただし、食事療法は個人によって適した方法が異なるため、医師や栄養士の指導の下で行うことが望ましいです。
3つ目、
●鍼灸療法:鍼灸師による施術により、筋肉の緊張をほぐし、血流の改善を促すことができます。
4つ目、
●マッサージ:リンパの流れを促進することで、むくみの改善を促すことができます。
③鍼灸によるむくみの改善
1つ目、
●鍼:鍼を刺激することで、筋肉の緊張をほぐし、血流の改善を促すことができます。また、鍼を刺激することで、神経系やホルモン系に作用し、リラックス効果をもたらすことができます。
2つ目、
●灸:艾(もぐさ)を燃やし、皮膚の上に置くことで、身体を温め、血流の改善を促すことができます。また、アロマテラピー効果も期待できるため、心身のリラックス効果も期待できます。
3つ目、
●経絡療法:経絡と呼ばれる体内のエネルギー循環の通路に、鍼を刺激することで、身体のバランスを整えることができます。経絡にはリンパ液が流れるため、刺絡療法はむくみの改善に効果的です。
4つ目、
●指圧療法:手や指を使い、身体の筋肉を刺激することで、血流の改善を促し、筋肉の緊張をほぐすことができます。