良くなるかどうかの決め手 脳梗塞後の自主練習のポイント

2023年09月6日

脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の塩見です。

 

みなさん、今取り組んでいるリハビリの目的を理解して練習していますか?

『動かさないと不安だからとりあえず動かしている』

『目的は分からないけど教えてもらったからやっている』

など、今の体の状態に合ったリハビリができているのかな?とお困りの方がいらっしゃるのではないでしょうか?

リハビリは目的が明確で適切な運動方法・量を理解しているほど効果がでます。

例えば、腕を動かす練習では、腕を前に出す練習を何回もしているという方。

『腕を前に出す』ことが目的となり、何度も繰り返しやっていても効果は現れにくいです。

腕を前に出せるようになり、物をとれるようになるために必要な要素がたくさんあります。その一つ一つの要素を理解できるとより効果的で意味のあるリハビリになります。

 

ご自身で自主練習をしている時のことを思い返してみてください。

『腕を前に出すために必要な筋肉や関節の使い方、姿勢を考えることはできていますか?』

 

では、ここからは目的が分からず繰り返し動かす練習をしている時に起こりやすい体への悪い影響を説明します。

 

腕の運動を例に

運動のイメージをしないままやっていても脳に刺激が行かず運動学習がされず定着しない

◎同じ動きを繰り返すことで、得意な筋肉が過剰に収縮し、筋肉が固くなる可能性がある

◎必要な筋肉が正しく働いていれば問題ないが、筋肉の使い方が分からずに繰り返し運動していると間違った動かし方を学習する可能性がある

◎無意識のうちに、腕ばかりに集中して姿勢が崩れている可能性がる(腰の反りすぎや傾き、肩の代償が出る可能性がある)

 

反復運動は神経の促通にとても大切ですが、やり方が間違っていては効果が現れません。

では効果的なリハビリをするために『腕を前に出すリハビリ』を例に手順やポイントをお伝えします。

 

座って手の運動をする場合

準備

①椅子の高さが40㎝程で、足裏を地面につける (足裏全面をつけて、左右の膝の間はこぶし一つ分くらい開ける)

②テーブルの高さは肘を90度に曲げた時に肘が置ける高さ

 

姿勢

①足裏全面を地面につけて、左右のお尻に均等に体重を乗せる

②骨盤を真っすぐに起こして、腰を反りすぎず、お腹の力で姿勢を保持する

↑悪い例 腰が反りすぎている

 

↑悪い例 背中が丸くなっている

 

↑良い例 骨盤が真っ直ぐ立てている

 

③巻き肩にならないように、肩甲骨を少し内に寄せた姿勢で保持する(肩甲骨の寄せすぎは背中の筋肉を使いすぎる原因になるので注意)

↑悪い例 巻き方でねこ背

↑良い例 背筋が伸びている

 

 

腕を動かすポイント

①手のひらを開けた状態を保てる方はテーブルに手を開けて置く (麻痺のない手で麻痺側の手を開けて置いてください)

難しい場合はグーのままでもOK

 

②動かし始めと終わりが大切

麻痺側だけで動かすのが難しい人は反対の手で手伝って動かしてください

動かし始めは、肩甲骨を少し寄せた姿勢からスタート

 

↑悪い例 引きすぎはNG

 

動かし終わりは、肘を完全に伸ばす。この時、腕の裏の筋肉の収縮がとても大切です。

 

 

 

③肘を伸ばした姿勢で手のひらを感じて数秒キープしてから、肘を曲げて元の位置に戻す

腕を動かす時は手の平を感じることがポイントです

 

運動のポイント

動作が速くなればなるほど、筋肉の収縮具合や関節の動き、手の平の感覚などの情報がキャッチできなくなります。そのため、各動作をまずは分解して、情報をキャッチしながらゆっくり丁寧に動かしてください

回数は少なくても大丈夫です。うまくできていれば10回でも問題ありません。

正しい動かし方で反復してください。

やりすぎると疲労がたまることがあるため目安は多くても30回。

 

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リハビリは理学療法士 塩見が担当します!

歴8年 回復期リハビリ病院勤務し、その後はPTとしての海外活動、帰国後は介護施設での勤務など経験豊富な笑顔いっぱいセラピストです。
ホイップやあんこなど甘いものが苦手です。

海外ボランティアでパラスポーツ選手のリハビリやトレーニングを担当していました

写真はラオスにて

 

鍼灸師 片岡が担当します!

歴7年 資格取得後は大学での東洋医学の研究に打ち込み、卒業後は同グループののぞみ鍼灸整骨院に勤務。現在は、のぞみ整骨院大久保院に勤務しながらリハビリでも鍼灸の施術にあたっています。
和菓子、カレーうどんが大好きです。カレーうどんは出汁の効いた京都風が好きです。

鍼灸の本場 中国北京での研修経験あり

万里の長城にて

 

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