身体の硬さも脳卒中発症リスクに影響を与える!?
2021年03月12日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都、理学療法士の飯尾です
今回は身体の硬さが脳卒中発症リスクに影響を与えることのついて説明していきます。
なぜ身体が硬いと脳卒中リスクを高めてしまうのか?
身体が硬いだけで脳卒中リスクを高めてしまうイメージは、あまりありませんよね。
しかし、ある興味深い調査結果を発見しました。
Heart and Circulatory Physiologyより抜粋
この研究結果から身体の硬い方は動脈硬化のリスクを高め、脳卒中誘発要因となる恐れがあることが分かりました。
では、なぜ動脈硬化が起きると脳卒中になりやすいのか。
Ginseng 2015年号より抜粋
図のように、正常であれば血管自体に柔軟性があり血流に対し血管がしなるわけですが、動脈硬化を起こした血管は硬いためしなりにくく、血管が狭まった時に詰まりやすいため脳梗塞のリスクを高めてしまいます。
身体が硬いと身体を動かす機会が減り、動脈自体も硬くなってしまいます。
このように身体の硬さと脳卒中は密接な関係となっています。
では、どのようにして身体の硬さを改善すれば良いのでしょうか。
身体の硬さ=筋肉の硬さ
身体の硬さは骨や関節の硬さも原因には入りますが、一番の要因とされているのは筋肉と言われています。
筋肉が硬いだけでも脳卒中リスクはあります。
やさしい自律神経系生理学 生命を支える仕組みより抜粋
筋肉と血管は密の関係で、筋肉が硬くなると血管が拡張しずらく血流が流れにくくなります。
そのような状態で全身の血流が脳に戻りづらくなり、低血圧による脳梗塞の原因となります。
また、筋肉は血流の促進にも関与しています。
筋肉が収縮・弛緩を繰り返すことで血管のポンプ作用が生まれ、全身への血流が促進されます。
筋肉が硬いと動かす機会が減り、血流循環が減少してしまいます。
なので、筋の硬さの改善に有効なストレッチなどで筋肉を動かしやすい状態を維持することが重要であると思います。
ストレッチの種類と方法
ストレッチにもおおまかに2種類あります。
静的ストレッチと動的ストレッチというものがあり、静的ストレッチは反動をつけずに筋肉を伸ばしていく行い方で、動的ストレッチは反動をつけながら伸ばしていく行い方です。
では、どちらの行い方が良いのでしょうか。
運動を行う前は動的ストレッチが良いと言われており、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性向上や関節可動域の拡大などには静的ストレッチが推奨されています。
次にどれくらいの時間、筋肉を伸ばせば良いのでしょうか。
時間別によるストレッチ効果の研究結果がありました。
10秒のストレッチではあまり効果が出ず、
20秒のストレッチで効果あり。
また、30秒・60秒行っても20秒との結果に大差なし。
という結果があり、まとめると20秒の静的ストレッチを3セット行うことが効率良いと言われています。
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