40代でもなっている脳卒中(脳梗塞・脳出血))の原因は!?
2020年11月2日
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都、理学療法士の飯尾です!
病院勤務をしていて最近感じるのは、若い年齢層での脳卒中(脳梗塞・脳出血)発症者が増えていることです。
特に40~50代での発症が多く、若いこともあり発症後の長い人生と向き合う時間が多くなっていきます。
今回は若年層での脳卒中(脳梗塞・脳出血)発症の原因を考えていき、予防していくことや一度なられた方でも再発防止に繋がるように書かせていただきます。
実際に聞いた、発症された方の生活背景
私が勤務している病院では整形疾患と脳血管疾患で、だいたい5:5の割合で入院されます。
脳血管疾患の中で、約3割くらいが60歳未満です。
リハビリの担当となった際に発症された方の生活背景を聞かせていただいています。
なぜ、若くして脳卒中(脳梗塞・脳出血)を発症してしまったのか...と問うと、ある共通点がありました。
そこで、共通点が多かった順にランキング形式でをまとめました。
第3位は…
偏った食生活
これは特に独身の方に多いのですが、味付けを調味料で濃くされる方やカップラーメンで済ませてしまう方がいらっしゃいました。
普段から、食事に醤油や塩を多量に使用することで塩分過多となり高血圧症を誘発していることが推測されます。
そのような方は、脳卒中(脳梗塞・脳出血)の診断と併存して高血圧症の診断があることが多いです。
また、高血圧症と同じくらい多い併存疾患として高脂血症(脂質異常症)があります。
高脂血症とは、血液中の中性脂肪や総コレステロールの数値が異常に高くなっている状態です。
原因としては脂肪分の多い食事が考えられます。
脂肪分の多い食事として、揚げ物・スナック菓子・カップ麺・菓子パン・アイスクリーム・洋菓子などが挙げられます。
また、これらのものは糖尿病を誘発してしまうことでも有名です。
今一度、食生活を改めていく必要があるため、病院では退院後も食生活が乱れないように栄養指導などを行ないます。
第2位は…
お酒の過剰摂取
非常に多いです。一日の飲酒量が3合以上の方もよく聞きます。
また、今はそこまで飲酒量がなくても、若いころに多量に飲まれていたことがある方も多い印象です。
下の図は、飲酒量と脳卒中の発症との関係を研究した結果を表しています。
国際専門誌stroke 2004年35巻抜粋
実は、全く飲まないよりも時々飲んだり、1日1合未満摂取する方が脳卒中発症リスクが低いことがわかりました。
入院中の方も「今一番何がしたいですか」と聞くと、「お酒が飲みたい」と答える方が多いです。
摂取量さえ過剰にならず、適量を守ることができれば無理に我慢することはないと思います。
第1位は…
喫煙
お酒と同等くらいに喫煙されている方が多く、1日に2箱吸う方もいらっしゃいます。
お酒と違い、タバコに関しては副流煙として周りの方にも悪影響を及ぼします。
最近では、紙タバコよりも電子タバコを喫煙する方が増えていると思いますが、電子タバコも紙タバコと変わらず脳卒中(脳梗塞・脳出血)の発症リスクがあります。
過剰に喫煙をされていた方は肺疾患も併存して患っていることで、喚起障害による息切れに加え、脳卒中(脳梗塞・脳出血)による持久力の低下にも繋がります。
そのため、動ける範囲が極端に狭まることで退院後の生活に支障がでてしまうケースが多くなっています。
お酒と違い、タバコは喫煙するだけで害があるため、キッパリやめることが重要です。
脳梗塞リハビリのぞみ・京都では、リハビリだけでなく栄養面の専門的なアドバイスも可能です。
一人ではなかなか変えられない生活習慣も、私たち専門家が一致団結すれば変えられます!
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