脳梗塞を防ぐ?降圧剤のメリット・デメリットとは… 城陽市・宇治市のリハビリ
2022年02月1日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の飯尾です。
今回は皆さんがよく服用されている降圧剤について投稿させていただきます。
最近、食の欧米化が進み血圧が高くなりやすい方が増えてきています。
病院で働いていて、高血圧症を患っている方をたくさん見てきました。
そのような方は、一般の方と比較すると脳出血を引き起こすリスクは高くなります。
そのため、降圧剤を服用することで血圧が下がり、脳出血のリスクを減らすことが出来ます。
ただ、薬には作用の反対の副作用というものがあります。
そこで、今回は薬のことについての情報をシェアしていきたいと考えています。
~今回の内容~
①降圧剤とは
②降圧剤のメリット・デメリットとは
降圧剤とは…
名前の通り血圧を下げる薬です。
逆に、血圧を上げたいときは昇圧剤というものがあります。
基本的に市販はしておらず、病院で医者から指示がでないともらえません。
日本人の高血圧には主に2種類あり、血管がパンパンになるタイプと血管がギュウギュウになるタイプがあると言われています。
血管パンパンタイプは、塩分の取りすぎにより血液中の水分が増えることで、血管の壁にかかる圧が増えることが原因です。
また、血管ギュウギュウタイプは、血管がなんらかの原因で縮んでしまい、その狭い血管内を血液が通ろうとして、血管の壁にかかる圧がかかる仕組みになっています。
それぞれのタイプに処方される薬は異なります。
血管パンパンタイプは、血液中の余分な水とナトリウムを尿として体外に出すことが必要なため、利尿薬がよく効きます。
血管ギュウギュウタイプの場合は、血管の縮まるのを防ぐレニン・アンジオテンシン系阻害薬が適応となります。ちなみに、アンジオテンシンとはアンジオ(血管)、テンシン(引き締める)という意味があります。
降圧剤のメリット・デメリット
高血圧により一番怖いことと言えば、脳卒中(脳梗塞や脳出血)です。
動脈硬化などの基礎疾患があれば、更に脳出血の発症リスクを高めてしまいます。
降圧剤により血圧を下げることで脳出血の発症リスクを大幅に下げることが可能です。
しかし、副作用というデメリットも発生してしまいます。
①脳への血流量の低下
血圧を下げる=血流を抑えるということになるので、脳への血流量は減ってしまいます。
そうなることで脳出血のリスクは減るものの、認知症などの発症を誘発してしまうことになります。
②電解質異常
利尿剤などの降圧剤を服用していると、電解質異常すなわち腎機能の障害などに繋がる恐れがあります。そのため、電解質異常が見られた際は直ちに服用の中止が必要です。
③浮腫と歯肉肥厚
浮腫は下半身や手指のむくみを感じたり、歯肉肥厚は歯茎が腫れたり、口の中が痛んだりといった症状です。
もちろん、脳出血による命の危険性があるため降圧剤を服用する方が良いです。
しかし、元々から高血圧症にならないことが一番重要ではないかと考えます。
食生活で脂っこいものやカップ麺を避けるなどでも十分リスクを減らせます。
また、高血圧にも種類によって服用する薬が変わってくるため、医者にしっかり調べてもらうことも忘れずにして下さい。
私たちのぞみグループは脳卒中後のリハビリに加え、栄養指導も行っております。
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