パーキンソン病が改善!鍼灸&リハビリでパーキンソン病の症状に効果あり

2023年02月2日

脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の塩見です。

本日はパーキンソン病における鍼灸の効果をご紹介します。

当施設では、パーキンソン病の利用者さまにもお越しいただいています。

パーキンソン病の症状の維持や改善には運動がすごく有効であることはご存じの方が多いかと思います。

当施設では、運動にプラスして鍼灸も取り入れており、運動だけでは解決できない様々な症状の改善に導いています。

パーキンソン病の症状の中で、睡眠障害や便秘などの非運動症状や振戦などの不随意運動でお困りの方は多くいらっしゃるかと思います。

鍼灸は自律神経と関係の深いこのような症状の改善にかなり有効です。

 

本日の内容

①パーキンソン病の病態

②鍼灸とリハビリにより改善できる症状としにくい症状

③鍼灸が効果的な理由

④鍼灸を受けた利用者さまの改善例

 

①パーキンソン病の病態

パーキンソン病は、神経伝達物質であるドパミンの量が減ることで発症します。

ドパミンは脳内の黒質で作られますが、黒質の神経細胞が減少し、作られるドパミンが減少します。

ドパミンが減ると、神経伝達に障害が生じ、運動の調節がうまくできなくなります。

その結果、動きが遅くなったり、筋肉が固くなるようなパーキンソン病の症状が現れます。

 

②鍼灸とリハビリにより改善できる症状としにくい症状

運動療法によるリハビリがパーキンソン病症状の維持・改善にとても大切です。しかし、運動のみでは解決しきれない症状があります。

私は病院やデイサービスでのリハビリ経験があり、パーキンソン病の方のリハビリをたくさん経験してきました。しかし、自律神経症状などの非運動症状の改善は難しいなと感じることが多々ありました。

パーキンソン病の方のお困りとしても、運動症状よりも非運動症状で困っている方もたくさん見てきました。

どうにかして解決させてあげたいなと思いながらも、難しいことが多かったのですが、リハビリに鍼灸を取り入れた当施設のリハビリを開始して、こんなことも改善することがあるのかと鍼灸の力に私自身が日々驚かされてばかりです。

 

運動によって改善できる症状

〇固縮(筋肉のこわばり)

〇無動・動作緩慢

〇姿勢反射異常・バランス障害

〇姿勢の崩れ

〇関節可動域制限

〇筋力低下

〇歩行障害 小刻み歩行・すくみ足・突進歩行など

 

主に上記の症状はリハビリでの運動により改善されることが多いです。

 

改善されにくい症状

〇振戦(手足のふるえ)

〇睡眠障害 不眠、眠気、寝付けない

〇認知機能(判断力や記憶力)の低下

〇気分障害(うつ、不安)、幻覚・妄想

〇便秘

〇排尿障害

〇起立性低血圧(立ちくらみ、ふらつき、失神)

〇発汗障害(大量に汗をかく)

 

主に上記の症状は運動のみでは根本改善に至らないことがあります。

上記の症状は、交感神経と副交感神経のバランス不良で生じていることが多いため、鍼灸にてこれらを調整している自律神経を整えることで改善できる症状があります。

 

③鍼灸が効果的な理由

ポイントは『セロトニン』です。

鍼灸により、脳内のセロトニンの分泌が促進されることで、様々な症状が解決されます。

 

セロトニンとは

脳内の神経伝達物質のひとつで、脳の活動全体のバランスを整え、心と体をともに支える重要な脳内物質です。

他の神経伝達物質であるドパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などの情報をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。

 

セロトニンが正常に分泌されると

気分が良くなる、落ち着く、不安が解消される、

筋肉が緩む、表情が和らぐ

ストレスが緩和し、平常心に保てる

頭の回転が良くなる

 

セロトニンが低下すると

慢性的なストレス

疲労

イライラ感

向上心・意欲低下

不安やうつ、パニック症状

不眠

などの症状が現れます。

このようにセロトニンの分泌は心と体の安定にかなり重要であることが分かります。

 

 

セロトニンとパーキンソン病の症状改善との関係性

パーキンソン病の症状である

〇振戦(手足のふるえ)

〇睡眠障害 不眠、眠気、寝付けない

〇認知機能(判断力や記憶力)の低下

〇気分障害(うつ、不安)、幻覚・妄想

〇便秘

〇排尿障害

〇起立性低血圧(立ちくらみ、ふらつき、失神)

〇発汗障害(大量に汗をかく)

 

これらの症状はすべて、自律神経と関係しています。

鍼灸により、セロトニンが分泌されることで、この自律神経が調整され、交感神経と副交感神経のバランスが整います。

当施設の鍼灸では『リラックス』することを大切にしています。

リラックスできているということは副交感神経が働いているということです。

振戦や睡眠障害、気分障害などは交感神経が優位になることで生じます。

 

鍼灸により、心と体がリラックスできると様々な症状が緩和されることがここまでのお話で伝わったかと思います。

 

④鍼灸を受けた利用者さまの改善例

〇振戦が減った

〇イライラが無くなった

〇気分が安定するようになった

〇よく眠れるようになった

〇日中の活動量が上がった

〇便が出やすくなった

〇血圧が安定した

〇頭がすっきりした

 

などなど、様々なお悩みの改善に繋がっています。

 

 

薬に頼りすぎると副作用でさらに状態が悪くなられる方もいらっしゃいます。

当施設では、鍼灸で自律神経を整えて、できるだけ薬に頼らずに心と体の健康を目指してリハビリを行っております。ご希望の方はぜひご相談ください。

 

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