脳梗塞の前兆とは…!?
2021年05月14日
こんにちは!
京都府宇治市にある、脳梗塞リハビリのぞみ・京都の理学療法士の飯尾です。
脳梗塞でもやはり早期発見が、発症後の予後を良くします。
今回は少しでも早期発見に繋がるよう、脳梗塞の前兆を紹介し知識を共有させていただきます。
脳梗塞の種類
脳梗塞と脳出血の割合は7:3と言われており、脳梗塞の方が発症しやすいと言われています。
そして、脳梗塞にもおおまかに3種類のタイプがあり、
アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、ラクナ梗塞
があります。
まずはアテローム血栓性脳梗塞について、
アテローム血栓性脳梗塞とは、脳動脈内にアテロームができることで血管が狭くなり、血栓が詰まってしまう病気のことです。
特徴としては安静時(就寝時)に発生することが多く、起床時に症状に気づくことが多いことです。
次に心原性脳塞栓症について、
様々な心疾患により形成された血栓が、血管を閉塞し起こる脳梗塞を指します。
心疾患によって心臓が血流を全身に送ることが出来ず、心臓内に血液が溜まることで血栓ができてしまい、運動した際に血栓が飛んでしまうことで発症します。
特徴としては活動時に発症しやすく、短時間で症状が出やすいことです。
次にラクナ梗塞について、
末梢の細い血管で起こる脳梗塞のことを指します。
抹消部の梗塞のため、比較的脳への損傷は経度で麻痺などの症状も軽いことが多いです。
特徴としては、症状は経度ですが多発しやすく認知症やパーキソン症状を伴うことがあります。
予後の悪い順として、心原性脳塞栓>アテローム血栓性脳梗塞>ラクナ梗塞で、心疾患が既往歴にある方は注意が必要です。
脳梗塞の前兆とは…
脳梗塞は、早期発見が予後を悪くしないためのカギとなります。
脳梗塞の前兆を、一過性脳虚血発作(TIA)と言います。
脳動脈に一時的に血栓が詰まり、短時間だけ脳梗塞のような症状が出て消える病気を指します。
TIA発症から48時間以内に脳梗塞の発症リスクが高くなります。
これは、脳梗塞が起きうることを表すサインです。
では、どのような症状が出るのでしょうか…
①片方の手足が一時的に動かしづらくなる、力が抜けてしまう(麻痺)
②片方の手足のしびれを感じる(感覚障害)
③しゃべりづらくなる、会話を聞き取ってもらえない、言葉が出てこない(構音障害・失語)
④突然片方の目が真っ暗になる、欠けたりする
これらの症状が出現しますが、30分程度で消失します。
消失したからといって放っておくのではなく、脳梗塞の前兆であると判断し早急に受診しなければ、取り返しのつかないことになります。
何度も言いますが、脳梗塞は早期発見が予後に大きな影響を与えます。
早期発見したことで歩いて帰れるようになった方もいれば、発見が遅れたことで寝たきりになられる方もいらっしゃいます。
のぞみグループでは、のぞみ体操教室により予防啓発活動を行なっています。
いつ誰が発症するか分からない脳梗塞だからこそ、日頃からの生活習慣や少しの体の変化に気づく視点を持つことが大切です。
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